2月 24 2015
これもきんぴら
今月の和食で「根菜の明太きんぴら」ってのがありましたね。
この時はニンジン・ジャガイモ・筍・干し椎茸・糸こんにゃくをきんぴらにして
最後に明太子味にしたわけなんですけど、思ったより生徒さんが
「こういうきんぴらもあるんですね~」って話していたのが印象的でしたね。
きんぴらは定番のメニューだし、皆さん一度は作ったことあると思いますけど
定番過ぎてあんまり別の食材や味にアレンジしてみようって思わないかもしれないですね。
でも別にごぼうやニンジン、レンコンじゃないとできないわけじゃないですよ。
以前お総菜店の商品開発をしていた時は毎月「今月のきんぴら」を考えなくちゃいけなくて
めちゃめちゃ苦労しました・・・。
そもそもきんぴらとは千切りなどにしたごぼうなどの野菜を油で炒め、
砂糖・醤油で煮た、唐辛子のきいている料理で、漢字で書くと「金平」。
これは坂田金時(あの金太郎)の息子・坂田金平(きんぴら)に由来しているそう。
ごぼうの歯ごたえ、食べると精がつくこと、唐辛子の辛さなどを坂田金平の強さと勇ましさにかけて
金平ごぼうってと呼ばれるようになったらしいですよ。
今ではごぼうに限らず、何でも野菜を炒めて、砂糖や醤油で味を付けて炒め煮にしたら
きんぴら、って感じになっているんです。
そう考えると金平のバリエーションはちょっとだけ広がりますよ。
前振りが長かったですが、今回はジャガイモとピーマンとジャコをきんぴらに。
この組み合わせはよくあるパターンですね。
ゴマ油でジャコを炒めてから輪切り唐辛子・ジャガイモを炒めます。
ジャガイモのしゃきしゃき感がなくならないうちにピーマンを加えてさっと炒めたら
調味料を入れて絡めて出来上がり。
ジャガイモの白い感じを生かしたくて醤油は薄口にしてみました。
炒め煮、なんですけどあんまり水分を入れてしまうとジャガイモがホクホクになってしまうので
そんなに煮てないです。そこら辺は食材によって臨機応変に。
ホクホクのジャガイモよりこういうしゃきしゃきの方が好きなんですよね。
ポケキチpeco
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