10月 31 2014
CFC
先日初めて入ったお店で「流行らせたいです、CFC」というメニューがあったので
気になって注文してみたんです。
CFCとは「コンフィーフライドチキン」の略(だそうです)。
コンフィーというのはコンフィル(保存する)というフレンチの昔からの調理法で調理した食品のこと。
風味をよくし、保存性を上げることのできるモノに浸して調理した食品のことで、
おもに肉類と果物を調理するんですが、肉類には油脂、果物には砂糖を使います。
果物だとジャム。フランス語だとコンフィチュールですね。
以前某番組の撮影で骨付き鶏もも肉でコンフィー、作りましたね。
作り方は意外と簡単。ただ大量の油がね・・・。
肉に塩とハーブをまぶして肉がひたひたになるくらいの油の中で結構低温で加熱します。
そのまま冷やして固まった油の中で保存するというもの。
伝統的な保存食ですね。
わたしは初めて作りましたが、肉がとても柔らかくておいしかった。
それを通常はソテーしたりオーブンで焼いたりして食べるんですが、このお店では揚げたんですね。
ただのから揚げと比べたら、身がふっくらやわらかくて骨から身がはがれやすくて、食べやすい。
衣もカリカリしていて、なにしろ大振り、ガーリックもきいていてボリュームありました。
フライドチキンといえばケンタッキー。
ケンタッキーのフライドチキンも肉質が柔らかくて骨から身がはがれやすいですが、あれは結構な高温調理。
最高温度は185℃で約15分間、圧力をかけながらじっくりと揚げることで外はカリッと
中はジューシーになるらしい。あれ、家庭では出せない食感ですよね。
このお店はカウンターと座敷が1席のこじんまりしたお店で、カジュアルフレンチとワインが楽しめる
大衆ビストロというふれこみ。
男性3人でやっているお店で、結構まじめに手作りにしてました、狭い厨房なのに。
前菜盛り合わせはいくつかある中から5種類選べるので私が選んだ5種類なんだけど、
スモークサーモンもローストビーフも鶏レバームースも鹿肉のパテも添えてあるイチジクのジャムもみ~んな自家製。
味もよかったですよ!
さてさて、この盛りつけ方、どう思います?
他のメニューもそれなりに魅力的で価格も比較的お手頃なんだけど、盛り付けがどれもこれも男らしかった。
もう少しおしゃれに盛り付けることができたらワンランクいいお店になりそうなので
ちょっとそこが惜しいような、でもそれがいいような、そんなお店でした~。
ポケキチpeco
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