1月 10 2014
十六島海苔
島根の主に出雲地方のお雑煮に欠かせない十六島海苔。
「うっぷるいのり」と読みます。
島根の人は「かもじのり」とも呼んでいるみたい。
その歴史は古く、奈良・平安時代には貢納品として朝廷へ納められていたという
最高級の岩海苔となんだそうです。
高級品は板状になっていて値段も高く、それをお酒に浸して戻すんですが
きめが細かくて、髪の毛みたいな感じ。
香りも上品で、紫色がかった黒につやがあり、食感もなんか弾力があっておいしいです。
島根でも冬の時期しか販売されていなくて、生産者も19件しかないんだとか。
機械が入れない足場の悪い岩場に自生しているため、
すべて手作業で摘みとられているからお値段もお高いんですね。
9割は県内で流通していて県外には1割程度しか出回らないものみたいです。
そう聞くとますますおいしそう。
通常はお雑煮に入れることがほとんどみたいですが、炊き込みご飯や茶わん蒸し、
お蕎麦や煮物の餡なんかに使うといいみたい。
天ぷらもおいしそうだなぁ。
大事に、ありがたくいただこうと思います。
ポケキチ peco
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