2月 18 2010
いぶりがっこ
初めて聞く言葉「いぶりがっこ」
渋谷にある「菜な」という店で「牛肉のたたき クリームチーズ」というおばんざいに入っていたのが「いぶりがっこ」
味が強い、クリームチーズと一緒になっていると、とても大根とは思えない。
というか、大根の味は全くといっていい程、しない。
では「いぶりがっこ」とはどういうものか??
秋田の代表的なお漬物の事。
いぶりがっこという呼び名は、燻した(いぶり)漬物(がっこ)という意味があります。
保存食として雪国秋田の気象条件、風土が育んだ知恵の産物で、古くから伝わる郷土料理なんです。
大根を囲炉裏の天井につるし、燻煙乾燥という独特の乾燥法で 燻製にしてから糠漬けにします。
風味に特徴があり、「いぶり漬け」、「いぶり沢庵」とも呼ばれています。
ですが今、囲炉裏が少なく燻す時に出る煙が近所迷惑の原因になったり、作り手の減少で いぶり漬けが作られることが少なくなっているようです。
現在は燻製専用の小屋や設備のある工場で作られることが多いみたいです。
ですが、ネットで検索してみると「昔ながらの製法でいぶりがっこを作っている企業」もあるみたいです。
秋田県横手市山内地区では、いぶり漬けの味を競う「いぶリンピック」というものが開かれているらしいです。
別にいぶりがっこの早食い競争があるわけでなく、普通の体育祭らしいですよ。
是非一度、何も絡めてない「いぶりがっこ」を食べてみたいです。
いろいろな料理にも使えるし、「日本の和食」講座でも使ってみたい食材です。
ポケキチ 豚子
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