10月 09 2010

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すだれ麩


先日、金沢に行った時に購入した「すだれ麩」
本当にすだれを使って作っているんですね。
治部煮にははずせない、食材です。
 
教室で生麩を作った時にも、そういえば「すだれ」を使って蒸したっけな。
この麩は、加賀藩主前田家の料理人、舟木伝内包早が創製したもの。
享保10年に生麩を完成させ、享保14年に「料理無言抄」に「すだれ麩」の名を載せているらしい。
かなり昔に出来上がった麩なんですね。
本来その製法は秘伝とされていたらしいけど、百年以上たって「麩口伝書」に製法が紹介されたんです。
すだれ麩はその独特な形状から出汁がからみやすく、噛むとシコシコという食感が特長。
 
今回、乾燥の物を購入したんですけど、水で戻していくとなんとも気持ち悪い見た目。
なんか、ぶよぶよしてる感じ。
触ってみても、ふやけてる感がある。
でも、食べてみると美味しい!何か手作り感がある麩だなって感じ。
鶏肉の治部煮に入れてみました。
麩好きの私にとっては買わずにはいられない、商品でした。
 
ポケキチ 豚子
 
   

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